シャッタ速度優先
カメラひとくち茶話
HOT TIME-Hitokuchi

シャッター速度優先

シャッター速度優先は被写体が動いている撮影に適しています。例えばスポーツなど動きがはやく先も読みづらい時に有効です。はやい動きには高速シャッターで対応したい。逆に動きを利用し幻想的に撮影するならスローシャッターにします。ここではシャッターの速度効果を考えてみましょう。


シャッター速度による速度効果の比較

シャッター速度による速度効果を剣道競技から、シャッター速度1秒と1/500秒で剣士達の写真を見てみましょう。シャッター速度1秒は露光タイムが1秒、1/500秒は素早く一瞬で露光します。

シャッター速度の低速と高速の比較

1秒の写真

1/500秒の写真

並べて比較

動きのはやい被写体、特にスポーツなどのはやい動きには高速シャッターの方が適切だと分かります。
/

露光タイム
撮像素子(CCD/半導体)に光を受ける時間の長さです。

 /

カメラを動かさない
手持ちの撮影はシャッターを切った直後にカメラを動かしてはいけません。シャッター速度にもよりますがシャッターを切ったら1、2秒はカメラを動かさない癖をつけたい

 /

生活の中のシャッター速度は?
生活の中の動きは状況にもよります。速度1/125~1/250当たりを目安にしています。例えば歩行や会話中の表情など...

 /
買い物の受け取りは顔が見えるショップが
いい。キタムラのネットショップで安心

長秒露光によるスローシャッター効果

シャッター速度を遅くし長秒露光による写真を考えてみましょう。それでは夜の国道を走る車をシャッター速度5秒で撮影しました。すると車のライトの光跡が線を引くような幻想的な写真になりました。理由は露光タイム5秒に車が走った距離のライト光跡をカメラが捉えているからです。

レンズの前で懐中電灯を持って円を描きました!
★長秒撮影は三脚が必須です。
/
露光タイム5秒
シャッター速度5秒による露光タイム(撮像素子に受ける光の秒数)
 /
シャッター速度で写真に変化を

シャッター速度で表現的な撮影を楽しむ

噴水や滝、川や海、電車や飛行機といった動きのある被写体は、シャッター速度優先で表現的な撮影を楽しんでみましょう。例えば川の水の流れを利用しスローシャッターで水面を柔らかく、または水面を雲のような幻想的な写真に仕上げたり.. 逆に高速シャッターでは噴水の水しぶきを空中で静止したように写したりと、動きを利用した表現的な撮影シーンはいろいろ考えられます。

連続撮影

公園で自由に走る子供の表情を追うのは結構大変です。子供に寄り添って撮るか、望遠で離れて撮るか、どちらにしても表情豊かな一瞬を撮りたいものです。
そこでシャッターのドライブモードで選べる連続撮影はいかがでしょう。連続撮影は複数の写真の中から最適な1枚に出会える確率が高くなります。スポーツカメラマンもよく使っていますね。朝刊のスポーツ覧に掲載されている野球選手のベストショットも連写の中の1枚です。

連続撮影
シャッターを押している間、連続して撮影します。また連続撮影のことを連写ともいいます。
※シャッター設定モード(ドライブモード)を連続撮影にします
自然な表情を連続撮影で!
公園でのびのびと遊ぶ子供の表情は生き生きとしています。連続撮影は動きの一瞬一瞬を記録します。自然な動きの中には個性溢れる表情豊かな写真が多く、連写した複数の写真の中からはベストショットに出会う確率は高くなります。

セルフタイマー

ドライブモード
観光地などでよく見かける
セルフタイマー
シャッターボタンを押すと設定した秒数でシャッターが切れます。
撮影。撮ってくれる人が周りにいない時は便利な機能ですね、三脚は忘れずに持って行きましょう。

セルフタイマーは記念撮影だけではなくブレ防止にも活用できます。一般的なブレ防止はレリーズなどを思い浮かべますが、セルフタイマーは手軽で身近なブレ防止対策としても活躍します。スナップ散歩でも活用している機能です。

memo
ブレ防止としてカメラのWi-Fi機能を使い、スマホからシャッターを切る方法もあります。
※スマホの使用はカメラ製造元の専用アプリをダウンロードして使用します
カメラひとくち茶話
HOT TIME-Hitokuchi
シャッター速度優先

■連続撮影(c2)