カメラひとくち茶話
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ISOについて
ISOとは?  ◎ISO値を効果的に ◎画質の面から考えるISO値 ◎ISO値の上限設定

ISOとは?

ネガフィルム
が主流のアナログ時代は、フィルム本体やパッケージにASA(アーサー)という指標でフィルム感度を表記していた時代もありました。現在ではASAの表記はなくなり、ISO(イソ)で感度の度合いを表す指標として使われています。感度の数値は大きいほど高感度になり、少量の光でも明るく写すことができます。例えば街灯の灯りでさえもISO感度を上げることで、フラッシュ無しで撮影することができます。しかしISO値を極端に上げると画質低下のリスクもともないますので、上げすぎには注意が必要です。
※デジタルカメラは感度を上げる際に、電気の増幅で処理を行っています。
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ISO値を効果的に

夜の撮影はISO値を上げることでシャッター速度を稼ぐことができます。また三脚を使うことで撮影の幅は広がり、低感度で撮影することで画質は良くなります。またISOはオートにするとシャッター速度や絞りに関係しながらバランスよい値にしてくれます。逆にISO値を固定するとシャッター速度や絞りで調整することになります。

画質の面から考えるISO値

殺菌消毒液ボトルを異なるISO値で撮影しました。画質の違いは極端なISO値にすることで違いが分かりやすくなります。それではそれぞれのISO感度で撮影した画像のラベル付近を実サイズで見てみましょう。
ISO値で比較したボトルラベルの比較 ISO100 ISO12800 2枚の画像を並べました
ISO値を上げすぎると画像にざらつき(ノイズ)が見られます。パソコンやスマホなどで縮小されて見ている分には気になりませんが、実サイズで表示すると画質の低下はすぐに分かります。画質に拘るなら低感度で撮影しましょう。

ISO値の上限設定

ISO感度の飛躍的な向上で夜の撮影も昔に比べると楽になりました。ISOのAUTO時はカメラが自動で最適な値にしてくれますが、カメラによってはISO値が上がり過ぎて画像にちらつきが発生する場合があります。そこで
ISO値の上限を設定
ISO値の上限設定はカメラの取り扱い説明書を参考にして下さい。
しておくことで、どんなシーンでも設定した範囲内のISO値で撮影することができます。
夜の撮影
ISOの上限設定で画像が暗くなるならシャッター速度や絞りで調整します。また手持ち撮影でどうしてもブレたり、画像が暗くなるなら思い切ってISO感度を上げシャッター速度を稼ぎましょう。
※ISO感度の技術が向上したとはいえ、夜の撮影は昼よりもブレを意識し、しっかりカメラを構えて撮影しましょう。
※フラッシュを使わない夜の撮影はシャッターを切った直後にカメラを動かしてはいけません。設定にもよりますがシャッターを切ったら最低でも1,2秒はカメラを動かさない癖をつけたい。
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