カメラが
全盛だったアナログ時代に、現代のようなデジタル社会が到来するなんて予想もできませんでした。当時の昭和を振り返るとフィルムの良さも勿論ありますが、現在のデジタルカメラの環境や性能、また画像処理の手軽さを考えるとき「もうアナログには戻れない!」というのが実感です。フィルム全盛の当時を知る人にとって、現代のデジタル技術は夢のような世界といっても過言ではありません。デジタル画像の利便性は高く、
による加工の手軽さや保存性、生産効率やコスト面などなど、大衆にとってデジタル化の恩恵は計り知れないといって良いでしょう。
さて今回はデジタル画像の安全な保存という視点から
と
の「比較」と「安全性」について触れていきたいと思います。 |
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HDDの特徴としては機械的な構造というのが最大の特徴です。価格的にはSSDに比べると安価ですが、速度が遅いというのが難点です。
HDDの構造はプラッタと呼ばれる回転盤に磁気ヘッドでランダムに記録していきますが、機械的な構造だけに衝撃に弱く、本体に触れると微弱な振動を感じ、また微かなプラッタの回転音も聞こえます。 |
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1989年に東芝が世界初のNAND型フラッシュメモリを発表し、2007年にはSSD搭載のノートPCが各メーカーから発売されます。その後技術的な改良を重ねながら、大容量を積むSSDへと変貌してくると、HDDに取って代わりSSD搭載のPCが急激に増えました。
価格的にSSDはHDDに比べると割高ですが、HDDの5倍以上の速度があり読み書き速度は圧倒的な速さです。構造的にもNAND型フラッシュメモリという半導体が積まれているので機械的な振動もなく、更に静かで動作が軽く衝撃にも強いという特性があります。転送速度は最大6Gbpsで2.5インチ仕様が多く使われ、端子形状はHDDと同じく従来の
端子口なのでSSDへの
換装
装備されている装置や部品などを別のものと取り換えること
も手軽です。 |

SSDには細長いタイプもあり、一般的な2.5インチより小型の
があります。 |
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HDDとSSDの特徴を見てきましたが、保存性や読み書き速度、更に構造的な安全性など総合的にみてもSSDがより安全だといえるでしょう。またこれからはSSD搭載のPCが標準になるでしょう。
もしユーザーの古いPCにHDDが搭載され、かつ速度を改善したいと思っているならSSDへの換装を検討してみてはいかがでしょう、断然おすすめできます。 |
余談になりますが、HDDからSSDに換装するには元のHDDのデータをSSDに複製する作業が必要です。ここでは複製
クローン作成
クローン作成とはバックアップ作成とは異なり、元のディスクをまるごと複製することをいいます。
については割愛させていただきますが、ネット上にはクローン作成の情報が溢れているので検索してみて下さい。ちなみに筆者も古いPCをSSDに換装したことがありますが、その時はクローン作成ソフトを使いました。また換装前のHDDはフォーマットし外付けストレージとして使用しています。
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