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シニアの快適さんぽ記 Snap Sanpo.blg-21
今回のカメラひとくち茶話は..  季節の花で学ぼうというテーマからページをすすめましょう。スナップ散歩からの写真と記事も合わせてどうぞ!

季節の花で学ぼう
春の訪れは植物の緑も映え、生き生きとして活発な季節。一年の中でも散歩が楽しめるのが春かもしれません。爽やかな風と陽気に誘われ緑の中を歩くと、小鳥達の元気な囀りや季節の花を見つけてはついカメラを向けてしまいます。春の芽生えの色鮮やかな花は見る人の心を癒し豊かにしてくれるものです。
ところで花にカメラを向けたいと思った心の動きは、美しい花に惹かれたからにほかなりません。人は写したいという動機があってカメラを構え、そして動機の元となった花を美しく撮影したいと思う気持ちは誰でも一緒です。そこで美しく撮影するにはちょっとした心得があると、写真の仕上がりに違いが出るかもしれません。またカメラやレンズに三脚といった道具、そして屋外や屋内にお天気といった自然条件などなど、さまざまな条件下を上げればきりがないような気もしてきます。そこで筆者なりに花を美しく撮影できるポイントを提案してみました。
動機の元を忘れずに...
撮影では意外と忘れがちな「動機の元」あれもこれもと目移りしていると雑に撮影してしまいがち、感動の源となった動機の元を忘れず被写体と向き合いたい。
ポイントは四つ
@:撮影の前に写したいと思った被写体(ここでは花)を楽しみながら観察しよう
A:花そのものに感動したら
花を大きく撮影
することで、主人公を強調しながら美しく撮影することができます。特に小ぶりの小さな花はアップで撮影したい。
B:葉や枝・茎など全体の形に感動したなら、
花周りを含め
アングルやポジションを探りながら構図を考えて撮影しよう。
C:花そのものより景色に広がる花群に感動したら、
景色に染まる花の広がり
を意識して撮影しよう。ポイントは美しいと思った動機の元を常に忘れないこと。
記事:構図例の活用
背景の処理
被写体が決まれば背景の処理も考えましょう。例えば背景に建造物が入るのが嫌だと思ったら、絞りを開放値にして思いっきり背景をぼかしたり、またはアングルやポジションを駆使し構図を見直し背景を探っていくのもおもしろい。もし背景が気に入れば露出を絞り気味に
被写界深度
被写体にピントを合わせた時にピントが合っているように見える前後の範囲を被写界深度といいます
を深くして撮影しても良いでしょう。また背景を先に決めて主人公を配置するという方法も良いと思います。主人公と背景の関係は大切なポイントとして意識していくと演出力もきっと上手になっていくでしょう。
記事:絞りとボケ具合の関係 / 被写界深度
まとめ
散歩で鍛えた植物や花の撮影テクニックは多様な撮影現場でも活かされます。
シャッターを切りたいと思う環境に率先して身を置き、失敗を恐れず自分の知識を総動員して撮影していく中で実になっていきます。またスナップ散歩はお天気や季節・屋外や屋内といったさまざまな条件の中で鍛えられます。常に写したいと思った動機の元を忘れず被写体に向き合いたい。
ホームページ作成の記事素材として撮影
余談になりますが、当サイトでは「島の植物さんぽ」というコーナーがあります。散歩で撮影した植物や樹木の写真を集め、その特徴や生育などをテーマに編集しています。樹皮に枝や葉などの特徴が分かるような撮影を心がけていますが、構図を無視することも多々あり、立ち入り禁止や私有地だったり、立ち位置が危ないといった難しい撮影はスナップ散歩には結構多いものです。また
観光地などを紹介する記事の素材として
案内板
は意識して撮影しています。またその案内板の場所が分かるような撮影は、
案内板と周辺を含め

ビーチの入り口には施設の案内板があり、色鮮やかなブーゲンビリアも迎えてくれました。
広く撮影します。
また開園時間や公共交通機関の時刻表といったメモ的な撮影は、行動計画に必要な情報源だったりします、文字がはっきり読めれば「良し」としましょう。
島の植物さんぽ」のpage#1から
- ほんのり縁側記 -
失敗からの学びは大きい
撮影では失敗はつきもの。しかし失敗から学ぶことは大きい。ただし失敗しても漠然と流されないよう心がけたい。
失敗は次へのステップとポジティブに捉えることで前向きになり、次回の撮影現場でプラスになることがよくあります。これは撮影だけに限ったことでもありません。
あるプロカメラマンの教えの一つに「失敗から学ぶことは多い」という教えがありましたが、初心の頃は失敗を恐れず経験を積み重ねていくことで糧となり、成長していく過程の中で大切なことと理解しています。
カメラの小箱
レンズフードの役目
レンズの先端に取り付ける丸い円柱形のフードをレンズフードといいます。レンズの先端に取り付けることでさまざまなメリットがあります。
フレア
フレアとはレンズやボディのなかで光が反射しカブリやムラが出る現象のこと。
ゴースト
ゴーストとはレンズ内に強い光が入ることで、レンズ内で反射した光が像として写ってしまうこと。
など光の反射を防いでくれますし、レンズの接触による衝撃をやわらげたり、風の強い日のホコリや雨からも守ります。またレンズフードを取り付けることで見た目にアクセント的な印象が強く残ります。レンズフードには大きく分けて筒形タイプと花形タイプの
2種類
花形と筒型タイプの2種類がある
があります。
長く付き合っていく大切なレンズです、レンズフードを活用し撮影時のメリットを活かしながらレンズを守ってあげましょう。レンズフードを使わないときは逆に取り付けることでコンパクトにしまうことができます。
2月、久しぶりの晴天に恵まれたこの日、ヤクルトスワローズのキャンプ地へと出かけました。昨年(2022)はリーグ優勝を果たしたスワローズキャンプは気になるところです。56号ホームランを記録した村上選手の今年の活躍も期待しています。
3月にはWBCも開催されますね、大谷翔平選手やダルビッシュ選手の活躍も楽しみにしています。
球場周辺のスナップから4枚
カメラを持って散歩へ
ほら季節の花も待ってるよ



ランタナ

ランタナ
開花期は5月~10月頃と長く、小さな花が密集し穂のように丸く咲く。

シニアの快適さんぽ記
Snap Sanpo.blg-21
●季節の花で学ぼう..
●失敗からの学びは大きい
●snap PHOTO diary-スワローズキャンプから
●カメラの小箱から「レンズフードの役目」

■ヤクルト(11)
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